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人の心を動かすのは“ストーリー”である

Penseur

2014.09.30

terashima

どうも! 代表取締役の寺嶋です。
今日は代表として、この会社の根底にある「想い」、そしてテーマについて少し書いてみます。
僕は、大学時代に学生ベンチャーを起業し、イベント企画やクラブの運営、飲食店などほかにもいろいろな仕事に携わってきた。
そんな中、常々思っていることがある。
当社の広告制作の仕事は人が喜ぶことを企画し、実行すること。それが大好きな自分にとってはまさにこの仕事は天職だと思う。
この仕事は依頼主(クライアント)がいて、そこから要望をヒアリングし、僕らがそれを形にすることで完結する。
ただ、いわれた事を形にするのではなく、クライアントが持つ想いや、その広告などの制作物を見るユーザー、それぞれの心を動かすものをいかに作れるかが最大のポイントであり、我々の使命だと思う。
では、どのようにすれば人の心を動かすことができるのだろうか?
その最も確実な方法はストーリーを語ること…。
“ストーリーを語る?”
「ストーリー」とはいったいなんだ、と疑問に思うかもしれない。
実際クライアントの立場になってみて「うちの商品PRをするストーリーを考えてみよう!」と思ったところで、ストーリーらしきものですら、そうやすやすと思い浮かぶものではない。
また、「具体的に自社の商品をどのように広告してくれるのか」を聞きたいお客さまがいると仮定して、どのタイミングで、どんなストーリーを、どのように伝えるのか、イメージが湧きにくいと思う。

なぜできないのか、というのは簡単な話で、これは「ストーリー=物語」と壮大な定義づけをしてしまっていることに起因する。

ここでいう“ストーリー”とは、決して無理矢理にこじつけた話を語る事ではない。

僕が思う正解だが、これは「ストーリー=変化の過程」と捉えることで、シンプルに整理でき、それは、たった2つの要素に集約される。
1つ目は「変化」

たとえば、「失敗→成功」「問題→解決」「苦しい→楽しい」「悩み→解決」「面倒→簡単」「不安→安心」「危険→安全」など。
そして、この変化が大きければ大きいほど、人を惹きつける魅力あるストーリーが完成していく。
2つ目は「過程」

どんな方法で変化を起こしたのかを具体的に伝えることである。
多くの企業はストーリーの持つ力をマーケティングに生かせていない。
WEBサイトや広告・パンフレットといったものが、商品ラインナップが羅列されただけであったり、一方的に特長を述べるだけの内容であったりして、その商品ができあがるまでの歴史や、作られた職人の想いが書かれていることは非常に少ない。
ここで大事なのは、顧客がその商品に興味を持ってから行動を起こす段階において、特にストーリーが重要になるということ。

「商品を購入してもらえば、どんな変化が起きるのか」、さらに「その変化を起こす過程」を具体的に伝えられるマーケティングプランを作ることができれば、顧客の感情を動かすことができるようになり、成果を向上させることが可能になる。
このようにして、2つの要素を取り入れたマーケティングプランこそが、人の心を動かすストーリーを生み出すのである。
我々パンスールは、この変化と過程を常に捉え、関わる人たちに喜びと感動を与え続ける会社でありたいと思う。

 

 

これこそが、パンスールの根底にあるテーマであり、

“Design your Story”に込められた我々の想いである。