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金太郎飴的『Get Wild』のアルバム発売

Penseur

2017.04.07

しおにゃん

リリース発表から待ちに待った『Get Wild SONG MAFIA』というアルバムが発売されました。

ニュースなどでも大きく報じられているので、ご存じの方も多いと思いますが、4枚組、36曲

収録されているにもかかわらず、どれも曲はTM NETWORKの『Get Wild』1曲。

 

tm

エイベックス公式サイトより http://avex.jp/tm/

 

それだけ聞くと「???」な感じに思いますが、1987年4月8日にオリジナルシングルがリリース

され、明日で発売30周年の記念作。

これまで数々のアレンジバージョンとして発売された音源や、ライブで1回だけ演奏したバージョン

などなど、1曲終わったと思ったら、また『Get Wild』がかかります。デビュー初期からのファンというか

マニアからすると、100回くらいリピートしてくれても大丈夫なわけですが、「ちょっと知ってる」

程度の人だと、3曲目くらいでお腹いっぱいになるかもしれません。

 

さっそく自宅でノリノリで聞いていると、不審者を見るような目で家族に睨まれたりと、その圧倒的な

存在感は絶大であることがわかります。収録されているライブ音源のほとんどは、その会場で聞いて

いたため、「何年何月何日に武道館に行ってたのか」と自分のここ30年の行動を紐解く資料や記念品

という意味でも貴重な作品です。

 

封入されているブックレットには、メンバー3人のインタビューをはじめ、作詞者の小室みつ子氏の

インタビュー、そして同曲がEDとして使用されていたアニメ『シティーハンター』原作者の北条司氏と

小室哲哉氏のインタビューが掲載されるなど、個人的にはそれを読むためだけでも大きな価値があると

思いました。

通常は、前半部分は曲の歌詞カードなのですが、36曲も収録されているのに、歌詞は1曲分だけ。

つまり1ページで終わりです。中にはアレンジの都合で部分的に歌詞が違うものもありますが、

「そのあたりはご了承ください」的なコメントで解決というある意味プロ仕様。

 

ちなみに30年前に買ったシングルは、レコードでした。CDもギリギリ市販されていた時期でしたが、

まだまだ普及というにはほど遠く、その3年後あたりからCDのシェアがレコードを抜いた、とかそう

いう時代の話です。

技術の進歩と利便性に思いを馳せつつ、聞きながら気分だけ15歳に戻りたいと思います。