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校正を求道するも未だ道半ば

Penseur

2016.06.16

しおにゃん

編集部の者です。普段はいろんな仕事をしております。

その中で、自分でも結構好きな仕事の一つとして「校正」があります。

一口に校正といってもさまざまな手法があり、校閲についても含まれることが

ありますので、作業範囲は多岐に渡ります。

以前書いた記事にその内容などを少し記していますので、詳しくはそちらを。

通常、校正をする際に必須なのが辞書ですが、とりわけ大事なのが、この

「記者ハンドブック」です。簡単にいうと校正用の辞書なのですが、漢字かな混じり文を

校正する際、漢字を使うべきかひらがなを使うべきか、など現在主流となる表記について

指針となるありがたい辞書です。

当社の編集部はこれを基準とした校正を行うことにしており、表記に対するブレや揺れを

なくすため、熟読しています。

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さて、その記者ハンドブックですが、この春、大幅に改訂されたのでさっそく買ってみました。

これまでお世話になった12版に別れを告げ、赤い表紙がまぶしい13版に世代交代です。

ぱっと見で一番大きな違いは、本文において見出しの書体などが明朝からゴシックに変わったこと。

これまでずっと明朝だったので、ページを開けた瞬間「おっ」と声が出そうになりました。

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実用的なところでは、間違えやすい語句などは地にアミが敷かれ、より強調されるなど、読者の

裾野を広げたようにも感じます。Q数も全体的に上がっており、視認性の良さをあげたことも、

これまでの校正・校閲者のための、という限定されたものから、「原稿」に携わる人すべてに、という

編集コンセプトへ路線変更したのかと、感じました。

 

読んでいて改めて面白いな、と思った使い分けの注意がなされていた「ふるい落とす」という語句。

・「ふるい落とす」…選別時に使用。例:候補をふるい落とす

・「振るい落とす」…揺する行為がある場合。例:下記を振るい落とす

という記述を見て、今さらながら勉強になるなあ、としみじみと実感するなど、未だ日々覚えることが

山のようにあると思い知らされます。

きちんと文字で伝えるために必要な、美しく統一された表記と、誰もがすんなりと読める文章の流れ。

これを実現すべく、今後も日々是精進、不断の努力で頑張ります。