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共感!ダサピンク現象

Penseur

2014.12.10

BRS

あっという間に今年ももう残りわずかになりました。
年末恒例の流行語大賞の発表も終わり、今年の漢字ももうすぐ発表されますね。気になります。

年末年始に向け、何かと世間がバタつく師走ですが、同時に、1年を振り返る重要な時期でもあるかと思います。
そこで、私は年内最後のブログということもあり、個人的にブームというかこの1年で印象に残ったワードを発表したいと思います。

soreha

 

 

 

 


「ダサピンク現象」です!


とある方がTwitterでつぶやいたことから一気に広がりを見せた言葉なので、ご存知の方もいるかと思います。
これは、ピンクを使用すること自体がダサイという意味ではなく、

「女性ってピンクが好きなんでしょ?」
「女性ってかわいいのが好きなんでしょ?」
「女性って恋愛要素入ってるのが好きなんでしょ?」

といった、ある種の偏見によって左右され、出来上がったものが残念な結果になるという現象のことを指します。

別名「コレジャナイプロダクト」と呼ぶ方もいます。なるほど。
どちらにせよポイントは“残念感”です。

私は普段、女性向けテイストのデザインに携わることが多いのですが、 クライアント先の担当者はほぼ男性です。
基本的に打ち合わせはスムーズなのですが、細かい点において、男性が思う“かわいい”と女性が思うそれとは
少し感覚にずれを感じる場面も少なくありません。
さらに言うと「女性向けだからピンク」と一言で指定があった場合、
ピンクは良いとして、かわいい系のピンク?きれい系のピンク?大人向け?子供向け?など、使い分けにかなり気を遣うべき要素になります。
細かく考え出すと、マゼンタだけで良いのか、イエローもしくはシアンをかけ合わせてみるべきか、グラデーションにするべきか…などカラーリングを考えるという行程は、なんとも楽しく悩ましいものです。

もちろん男性でも女性向けのカラーをうまく扱える方もいらっしゃいますけどね。

あっでも男性より女性の脳の方が色相の認識能力が高い(微妙な色味を識別できる)といった研究結果も実証されているとか。

デザイナーであれば誰しも1つや2つ何かこだわりを持って制作される方が多いと思いますが、私の場合、それは“色(カラーリング)”です。
全体的なバランスやフォント選びなど他にも大事なポイントは色々とありますが、
色から受ける印象というのは特に一瞬かつ鮮烈であると思います。
服や小物などを見ていて、デザインは好きだけど色があんまり…と思った経験をお持ちの方もいるかと思います。

「ダサピンク」はピンクを代表的に扱ったものですが、他のあらゆるケースに対しても同じことが言えると思います。
ピンクが好きな人が女性的かというとそうとも限らないし、黒や青、メンズライクなテイストが好きな女性も多いと思います。

さて、下のそれぞれのピンクのグループはどちらが「ダサピンク現象」を引き起こしやすいのでしょう?(決して一概には言えませんが)
あっもしかしたらネコがヒントになってるかもしれませんね!

pink_ngpink_ok

ということで、来年は「女性向け」なデザインに関してもっと幅をきかせられるように視野を広げていきたいと思います!